10月1日に行ったら「すんません、売り切れです」と言われたこぶ志さんへ。 もっとも、1日時点では10月限定はまだで、3日からとのことでした。
ようやく今日になって、行くことができました。
実は今日も終了だったのですが、「ベースの食材はすべて揃っているから今から作ります(!)」とのこと。いやはや、恐縮です。
見ていると、色々なものを混ぜ合わせてゆきます。ズンドウから出てきたスープそのほかの食材ををミキサーに入れてギュイィンとまわします。これを小鍋に移し、さらに別のニコゴリのようなものを投入し暖めます。 スープを丼に移し、茹であがった麺を入れた後、最後にネギ油を加えます。
事前に聞いていた「濃厚魚介豚骨」ということから、かなりコッテリしたものを想像していました。
しかし、食べてみると、確かにスープは「どろ」の名のとおりトロミの強いものですが、しつこさはありません。魚の生臭みもほとんど感じられず、豚骨と魚介の旨味が相互に引き立てあっています。
また、最後に加えられたネギ油も、アゴなどの魚の風味の油を使っているとのこと。ラードなどと違う風味です。
スープのトロミの秘密をうかがったところ、大豆を使っていらっしゃるとのこと。その大豆をミキサーにかけているのですから、それはそれは、風味も栄養も満点ですね。
とまぁ、ここまで材料を聞いていると、今は無きParadeさんを思い出します。「白」は塩鶏豆乳ラーメンでした。しかし、四号の味わいは全く異なります。
やはり、こぶ志さんの味です。
この「どろ四号」、実は当初10月限定に予定していたものが、今ひとつだったため、急遽完成させたものだそうです。
しかし、そんな急ごしらえとは思えない、優しくしかも旨味のギッチリ詰まったスープです。
是非一度食べてみてください。