最近売り切れが早く、なかなか行けないはなふくに、今日は間に合った。
今日の限定は「魚介トリトン」と「濃厚ニンニク」。迷わずニンニクを注文。
スープはかなりトロミのある鶏白湯。今は無き福三の鶏そばを思い出させるが、ニンニクが適度に効いている。むしろ北白川の屋台から始まった某チェーン店に良く似た味わいと言った方が判りやすいだろう。
ただし、トロミが糊料などによらないこと、化調がないことと、某チェーン店とは根本的な違いがある。逆に言うと、あのお店の極初期の味はこんな感じだったのだろうと想像ができる。
福三の鶏ソバをいただいたときのも思ったが、やはりあのチェーン店の味は、良かれ悪しかれ、京都人の味覚に染み付くインパクトのあるものなのだろう。
ただ、今回の濃厚ニンニクは、天一インスパイアでも福三リスペクトでも無いと思う。
むしろ、久保田の鶏白湯への、はなふくからの挑戦状ではないか?そう考えるのは私だけだろうか?
年齢的にも近い両店が、刺激しあっているのは楽しく、そして頼もしい。
順序が最後になってしまったが、麺もいつものものより太目のモッチリしたものを使っているようだ。スープの濃厚さをしっかり受け止めている。
それにしても、はなふくのご主人、毎週、というかほとんど日替わりであの手この手を繰り出してくる。たまにしか訪問できないのが非常に残念である。